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免疫を上げるにはとにかく「よく噛むこと」
そもそも、農耕民族の日本人はその昔、むかしの縄文時代には
1回あたりの食事で4000回以上も噛んで食事していたのだそうです
それに比べ現代は・・・なんと620回
といわれています
なぜ、そんなに噛むことが亡くなってしまったのでしょうか?
その原因には「食の欧米化」があげられています
雑穀などよく噛んで、発酵された味噌汁を飲んでいたころの
日本人の生活は、今では欧米で「健康食」として注目を浴びています
噛む回数が減ると、同じ量でも早く食べ終わることになり、
脳が満腹と感じる前に次々と量を食べてしまうことになります
よく噛むことは脳の働きを活性させるともいわれていますね
認知症の予防にもつながるといわれています
なかでも大切なのは、
「よく噛むことでたくさんの唾液と混ざり合うこと」
唾液の中のアミラーゼという酵素がでんぷんを消化する働きがあります
口の中から先は、胃の中にも腸にもこのアミラーゼは存在しません
炭水化物のでんぷんを含む、ごはんやパン、うどんやパンを食べても
しっかり噛まなければ「消化」されるチャンスはこの先の消化器官にはありません
未消化のでんぷんはからだにとっての「エネルギー」に変わらず
不要物、ゴミとして体内をめぐり、血液を汚します
未消化の食物を消化する胃腸や小腸にも負担がかかり、
疲弊した内臓は、免疫力も下げてしまいます
よく噛むことは、
ダイエットや糖質を気にする方はもちろん、
物忘れが気になる方も
「健康」を願うすべての人において、大切なことです
また、口内細菌が「糖尿病」の原因になるという話も有名ですが、
「歯」の健康のためにも唾液は密接に関係しています
食事をした後の口の中は食べかすをもとにして口内細菌の温床となっています
この口内細菌は口の中を賛成に導きますが、この酸が歯を溶かし虫歯にもなります
唾液は歯の表面の食べかすを洗い流し、酸を中和して口内を中性に保ってくれます
その中に含まれるカルシウムやリン酸で、溶けた歯を修復もしてくれます
噛めば噛むほど分泌される唾液、歯の為にもよく噛んで食べましょう!
そして、今歯医者での歯磨き指導も昔と違い、「食後すぐの歯磨きはしない」のが
定説になってきていますね
この唾液の力で中和されるまでの30分ほどは、口をすすぐ程度にして、
「食後30分ほどしてから歯磨きしましょう」というお話です
「血液がきれいな人ほど、虫歯にならない」
と言われるようになりましたが、これは唾液の働きによるものだと考えられています
血液がきれいな状態というのは、
生活習慣病などのストレスのない体の状態と言えます
体内も酸化せずに、免疫細胞ももちろん活性化していることでしょう
毎日3食、しっかり噛むを心掛けることで
「健康」な体内サイクルを生み出す事が出来ます